(´・ω・`)
左利きの私は、手で擦ってもインクを引っ張らないサラサドライが重宝していました。
しかし、使い続けてここ最近でペンにトラブルが起こったことで、最後まで使い切れない難儀なボールペンという立ち位置に変わってしまいました。
目次
- サラサドライ、ペン先が摩耗して使い切れない
- 書き文字がどんどん薄くなり、しまいにはほぼ空転…
- ゼブラお客様相談室に問い合わせた
- メールですぐに返事が来た
- 返送用封筒と代品が届いた
- 数週間後、検証結果の書面が届いた
- 左利きの「押し書き」で摩耗、気付くのに遅れたのは何故?
- 左利きがサラサドライを使うにあたって何か対策はないか?
- すべて個人の見解ですが参考までに
- 最後の最後に、サラサドライが手汗で溶けた話
サラサドライ、ペン先が摩耗して使い切れない
使用しているのはブラックの0.5です。
同人誌のネーム作業だけでなく、仕事中にもサラサドライは重宝しているのですが、ある時からかすれて文字が書けなくなってしまいました。
書けなくなる前から前兆があり、書く度に「チリチリ」「パチッ」とペン先が弾けるような音と感触がするのです。
このほんの少し覚えた違和感から、何となく「この先ペン先が書けなくなってしまうかも…」という危機感を持っていましたが、案の定でした。
書き文字がどんどん薄くなり、しまいにはほぼ空転…
仕事中は、仕事内容の長文メモからひとことの備忘録まで、使い方は多岐に亘りましたが、当然事務作業の筆記のみにしか使用していません。
次第にどんどんペン先が空転してインクが出ず、ほとんど文字を書けなくなってしまっていました。
まだインクは、軸の底から1.5cmくらいは残っているのに、ペン先が空転するようではインクが減らないし、最後まで使い切りたいと心では思っても到底無理でした。
摩擦の大きいコピー用紙なら我慢できる程度なのですが、上質紙のような平滑な紙では、ボールが滑ってインクがほとんど出てこないのです。
ガリガリと入念にペンを入れて書き直すのも、二度手間をかけるだけで決して気分のいいものではありませんでした。
ゼブラお客様相談室に問い合わせた
ざっくり書くとこんな内容です。
- インク残量が充分にあるのに、ペン先が摩耗して書けなくなってしまった
- 左利きだから押し書きすることがよくないのか
- 製造ロットによる品質の違いがあるのか
- (最後に意見)インクが手につかず左利きには重宝している。これからも使いたいので上記を教えてほしい。
メールですぐに返事が来た
翌日には、メールですぐに返事が来ました。
もちろん、内容はテンプレっぽい感じでしたが。
ゼブラお客様相談室のルールに則り、メールの返信内容はここには掲載出来ませんが、
ざっくりもらった内容を箇条書します。
- 筆記不良を起こす原因は多岐にわたるため、現時点で特定は困難
- 新品と交換させていただき、手元にある現品は担当部署で確認をする
- 調査結果を後日、書面で報告させていただく(2〜3週間程度)
返送用封筒と代品が届いた
先のメールから2日後くらいに、すぐに代品が届きました。
(写真の掲載は控えます)
そして、同封されていた手紙の中には、「不良品を社内で検証し、今後の開発の参考にする(要約)」とのことでした。
数週間後、検証結果の書面が届いた
写真は実際にいただいた検証結果の書面です。
内容は半分以上加工しました。
要するに、筆記に適した角度で使用していなかったため、かしめ部分が摩耗し、筆記不良に至ったとのことです。
左利きの「押し書き」で摩耗、気付くのに遅れたのは何故?
もっとかなり早い時期から、ペン先の潰れを起こすことに気付いていたら、他の文房具に乗り替えることも出来たのではないかと思いました。
でも、私がクセづけたことなのですが、文字を書くときには「なるべく縦書き」するよう心がけていました。
これは、ほとんどの事例が同人誌の制作にあてはまることなのですが、
清書したときのイメージをネームの段階で具体的に掴むことができるようにするためです。
もしくは、個人の見解で本当に正しいのか分かりませんが、横書きにすると、書き進める毎に手とペン先の当たる距離はどんどん離れていきます。
そうするとペンを持つ手がどんどん鋭角に近づいていき、それプラス「押し書き」効果でインクの出が悪くなることを覚えているからです。
それはサラサドライだけではなく、ボールペン全般に言えることです。
縦書きなら、ペンをなるべく立てながら書くことを維持できますし、縦書きするものは公文書ではないので、横に書こうが縦に書こうが自分の自由です。
こんな感じで、無意識にペン先を傷めないよう心がけていたことで、発見が遅れたのかな?と思っています。
左利きがサラサドライを使うにあたって何か対策はないか?
私なりに対策を考えてみました。
- 私文書なら、文章を縦書きにすることで、かしめの摩耗を抑制出来そう。(横書きはどうしてもかしめが紙に接触しやすい)
- 無理やりペンを立てながら書く?(手に負担がかかるし、筆記方法を替えることは容易ではないし、あまり効率的ではないからおすすめしないかも)
- コピー用紙、中質紙、わら半紙などの摩擦の大きい紙を進んで利用する。上質紙のような平滑な紙はボールが空転してしまうことがあるので避ける。
- どうしてもペン先が摩耗してインクが薄くなってくるようなら、平たいところでは筆記せず、裏紙を充ててペン先を沈み込みやすくしながら筆記する。1枚ペラの紙ではなくノートのように紙を束にする。紙との接触面積を上げる。
- ペン先が摩耗しきってインクの出が悪くなったカートリッジについては、潔く諦めるしかない。
すべて個人の見解ですが参考までに
文房具は小さい頃からずっとこだわりを強く持って使ってきただけあり、サラサドライはどうしても今後も使い続けます。
例え、ペン先が摩耗しても!
でも、インクがたくさん残っているのにそれ以上書けなくなってしまうのは本当に損した気分になります。
これは同じ思いをする人がこれからも出てくるのではないでしょうか。
ペン先の太さ・細さを変えたらもう少し消耗の度合いが変わってくるのでしょうか?
いずれそっちも試してみたいと思います。
文房具は、丁寧に大切に使うに越したことはありませんね。
参考リンク:
ゼブラサラサドライは左利きにはおすすめしません【第2回】
http://fudetori.blog.jp/archives/21121915.html
この記事の続きです。
最後の最後に、サラサドライが手汗で溶けた話
私は手汗をかきやすいので、書き込んだ文字が手汗でにじんでしまっていました。
汗をかいた指の先も真っ黒に…。
(会社で使っている資料なので写真はありません、すみません…)
サラサドライは「水性インク」なので、ご注意くださいね。
手汗をかきやすい方は、インクを手で擦らないとしても、書いた後の文字が汗でにじんでしまうので、指先が黒っぽく汚れることがあります。
湿気の多い場所に書類を保管する場合も、サラサドライでは滲んでしまうおそれがあるので、注意したほうが良さそうです。